努力も信用も一発でゼロになる
─ インドの僧侶が語った「徳が消える行動」
努力を積み重ねても、信用を築いても、 
それが一瞬でゼロになる“行動”がある。
インドの偉い僧侶が語ったその言葉は、私たちの日常にも深く突き刺さる。 
実はそれは、誰もがついやってしまいがちな「ちょっとしたこと」。
小さなズルや妥協が、気づかぬうちに自分を蝕み、
 大切な人からの信用も、自分自身への信頼も奪っていくんや。
今回の記事では、その“あの瞬間”について掘り下げながら、 
どうすれば自分を信じて前に進めるのかを一緒に考えていくで。
赤信号、渡ってへんか?
夜道で信号待ちしてて、ふと「今なら渡っても誰にも見られへんやろ」って思ったことない?
誰もおらん交差点。赤のランプが点いたまま。 
ちょっと足を前に出すかどうか――その一瞬の迷い。
人生の「赤信号」もそれと同じや。 
誰も見てない瞬間にどう振る舞うかで、その人の本当の姿が決まる。
私はそれを「赤信号を渡る」って呼んでる。 
もちろんほんまに信号無視の話やない。
日常に潜む“赤信号”
「赤信号を渡る」ってのは、ちょっとした日常のズルとか、自分との約束を裏切る行動のことや。
例えば――
- 禁煙中やけど「誰も見てないし1本くらいええか」
 - ダイエット中やのに「今日だけはええやろ」と夜中にポテチ
 - 『忙しいし…』って日記や勉強をサボる
 - 家事を後回しにして「明日でええか」と流す
 - 会議でわからんのに「わかりました」って言う
 - 行くって約束したジムを三日坊主で終わらせる
 - SNSでちょっと見栄を張って“ほんまの自分”を隠す
 
こういう“誰も見てないからまぁいいか”ってズル。
 自分との約束を破る瞬間も含めて、私は「赤信号を渡る」って呼んでるんや。
赤信号を渡る人が失っていくもの
インドの偉い僧侶がこんなことを言うてたんや。 
「どれだけ徳を積んでも、赤信号を渡った瞬間にゼロになる」って。
徳ってのは、「信用」や「エネルギー」や「自分の誇り」と同じやと思う。 
せっかく積み重ねたもんも、一瞬のズルでパーンと消えてしまう。
その瞬間は楽やし、誰にもバレへん。 
でもな――あとから必ずツケが来るんよ。
- 人からは「あの人、口ではええこと言うけど実際は違うんちゃう?」って思われる。
 - 自分の中でも「またやってもうた…」って小さな後悔が積もっていく。
 - その後悔が重なると、無意識に「どうせ私は守れへん」「続かへん人間なんや」って思い込むようになっていく。
 
これが一番怖い。 
「自分はそういう人間や」って無意識に決めつけてしまうこと。
 挑戦したいのに「どうせまた失敗する」ってブレーキがかかる。 
本当はできるのに、自分で自分を疑うクセがついてしまうんや。
しかも、人からの信用を失うのは一瞬。
 取り戻すのはめちゃくちゃ難しい。 
相手によっては、二度と戻ってこん可能性すらある。
「たった一度の赤信号」で、
大切な人の信頼も、自分への信頼も、全部まとめて失う危険性があるんや。
私も赤信号を渡ってた
正直に言うと、私も昔はよう渡ってた。 
「誰も見てへんからええやろ」って、自分との約束を後回しにしたり、無視したり。
そのときは、言い訳も山ほど用意してたんよ。
- 子育てで疲れてるから、今日はサボっても仕方ない
 - 仕事が忙しいから、もうちょっと落ち着いてからやろう
 - 明日から本気出すから、今日くらいは好きにさせて
 
そして究極は“三大言い訳”や。
- 時間がない
 - お金がない
 - 自信がない
 
これさえ言えば、何もやらんで済む。 
一見もっともらしい理由に聞こえるけど、実際は「赤信号を渡るための免罪符」にしてただけやった。
でも、その言い訳を選ぶたびに、心の奥で「また自分を裏切った」って声が聞こえてくるんよ。
その声が積み重なると、自分を信じる力がなくなって、ほんまにやりたいことに挑むエネルギーが残らんくなる。 
それを何度も経験して、やっと「赤信号を渡るのはアカン」って腹に落ちた。
青信号に変える生き方
赤信号を渡るのは簡単や。 
でもほんまに大事なんは、自分で青信号に変える力を信じることや。
「周りが認めてくれたら」「時間ができたら」「余裕が出たら」
―― そうやって待ってても信号は変わらん。
変えるスイッチは、自分が持ってる。
「もう青にして渡る」って決めた瞬間から、人生は動き出す。 
誰かに許可をもらうんやない。 自分で自分に許可を出す。
ルールを守るってのは、他人に縛られることやなくて、 
「自分が誇れる生き方を選ぶ」ってことや。
誠実さは、自由の土台や。
 その積み重ねが、学びや成長、そして心からの自由を育ててくれるんや。
今日からできること
赤信号を渡らんとこって決めるだけでええ。 
大事なんは「誰も見てへんときにどう振る舞うか」。
- 小さな約束を守る
 - 誤魔化さずに誠実でいる
 - 自分に誇れる選択をする
 
これが土台になる指針や。
でも「それだけじゃようわからん」って人のために、もっとシンプルに言うと――
- ゴミを見つけたら、誰も見てなくても拾う
 - 「あとでやろう」と思った小さなことを、今やる
 - 人との約束を「まぁいいか」で流さず、ちゃんと守る
 
シンプルやけど、これを繰り返すだけで「赤信号を渡らない生き方」が身についていく。
 その積み重ねが「自分を信じられる力」を取り戻す一歩になるんや。
やるか、今やるか。 
青信号に、自分で変えて渡っていこな。
まとめ
赤信号を渡るのは一瞬の楽さや。 
でもそれを選び続けると、信用も、エネルギーも、自分への誇りも失ってしまう。
青に変えるのは自分。 
その決断を積み重ねることで、人生はどんどん自由になっていく。
やりたいことは全部やれ。 
そのためにまず、自分で自分に「青信号」を灯すんや。

  
  
  
  
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